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ナビゲーション

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川崎競馬場・船橋競馬場で営業
大井競馬・浦和競馬開催時は、川崎場外で営業

プロフィール

当て方にも強くこだわる的中への案内役【ナビゲーション】高本幸司

インタビュアー――子供の頃から競馬と切っても切れない縁を感じていたという予想士が高本幸司だ。助手時代を含めれば16年~17年もこの世界にいるという中堅予想士は強い信念を持って競馬に立ち向かっている。

 

ナビゲーション……子供の頃から親に連れられて川崎競馬場に出入りしていましたね。大体、どの方もそうだと思うんですが、親の影響は大きい(苦笑)。サラリーマンをしていた時期もあったのですが、友人同士でJRAの予想を販売していたこともありました。弟子入りする日光社の親方とはその頃からの知り合いだったんです。友人との会社を畳むとなったときに、親方から手伝わないかと声をかけて頂いたのが予想士になったきっかけですね。

 

――弟子入りというと厳しいイメージを持つのですが……。

 

……いや、語弊のないように説明するのは難しいのですが、師匠次第ですかね(笑)。予想の基本というところから教えてくれる方もいれば、とりあえず自分で予想を打ってみろという方までさまざまだと思います。幸いにしてうちの師匠は、すぐに私へ予想をつけてみろっと言ってくれたので入門してから1週間後には予想を提供していました。

 もちろん、私が予想を販売していたのは知っていたし、基礎から教える必要がないと判断して、誘ってくれたのかもしれませんが(笑)。

 

――それでもいきなり予想を書いてみろというのはハードルが高い気もします。

 

……ただ、どの予想士さんもそうだと思うんですが、最初から競馬に対して自信のある方が少なくないと思うんですよ。それに私は競馬歴だけでいえば30年以上にもなります。プレッシャーもそれほど感じませんでしたね。

 

――では、その一端を公開して下さい。予想をつける上で重視しているポイントは?

 

……圧倒的に展開ですね。どの馬が逃げて、番手は何かということをシミュレーションします。テンのダッシュ力、枠順、乗り役などを見ていれば、レース展開というのは見えてくるもの。もちろん、生き物が相手なので自分の思っていた通りにならないこともありますが、そういったレースで当たっても満足できません。

 予想士というのは見立てがきっちりとしていないと説得力がないと思っています。穴を開けるにもグリグリの本命馬が大敗してしまうのもちゃんとした理由がある。その大きなファクターなのが展開だというのは間違いないでしょう。

 

――展開を読み解くって競馬ファンの多くが考えていると思うのですが、そこで差がつくのでしょうか。

 

……確かに馬柱を見れば位置取りなどは分かることでしょう。ただ、同じ5番手といっても、離された位置取りなのかとか、団子状態でのものなのか、インか外目かということも違うはず。ひと口に展開といっても細部まで把握できているファンの方は少ないはずです。そのために、我々のような予想士がいるんですね。

 私は現在、本場営業は川崎、船橋で場立ちをしています。大井、浦和開催は川崎場外での営業です。開催場でなくなくとも4場全てのレースを見ていますし、その分析ももちろん怠っていません。競馬のいいところって、データの蓄積は多ければ多いほど役立つと思うんですよ。そういった意味で、展開予想では正確性が高いと自負しています。

 

――南関の場合、クラス分けも細かいですし馬場も月曜日と金曜日で大きく変わっていることも少なくないから把握するだけでも大変ですよね。

 

……JRAとは違い着順と時計だけで判断すると痛い目に遭うでしょうね。同じ時計でも1日違えば全く意味合いが異なるということは少なくないので。

 ただ、これだけの情報量を処理しようと思うと場立ちしている時間以外でも5~6時間は掛かりますし、土日もほぼ復習や予習、JRAの予想で終わってしまいます(苦笑)。

 

――他に俺の予想のココを見てくれ!というのはありますか。

 

……展開を重視するというとデータの蓄積は必要です。そういうと縁がないように思われるのですが、新馬戦も実は得意としています。

 

――予想方法からすると新馬戦が得意というのは失礼ですが意外な気がしてなりません。

 

……能試、調教過程、実際の馬体など検討できるファクターは限られているのですが、その分、プロと一般の方との差も出やすいと思うんですよ。また、新馬戦は目の前のレースの予想だけではなく、後々のレースで役立つことも少なくありません。JRAでも南関でも厩舎や血統人気していたりする馬も少なくないのですが、実馬も見れば人気がなくても悪くない馬もいる。そういった馬たちが、オープンまで出世するなとか、派手な時計で勝利しても、伸び悩むだろうなとか分かるようになってくるもの。また、新馬戦から見ていることで、もしかしたらハナへ行けるスピードを持っているかとか、この馬は最後の末脚が切れるように見えて、他の馬が止まっているだけとかいうのも理解できるようになるんで、全く展開予想とも関係ないとは言えないんですよ。

 

――新馬戦って頭数も少ないからパスしがちですが、お宝も眠っているんですね。

 

……もちろん、皆さんは無理して馬券を買う必要はありません。ただ、新馬戦の予想も得意ですよというだけで(笑)。競馬は予想と馬券を買う行為は別なんで、いかに配当妙味がる段階で推奨できるかというのは、予想士しての課題でもあります。

 

――どうしてもオッズに惑わされてしまうんですよね。

 

……展開を重視していると、不利な展開で負けた馬というのがストックされてきます。南関は距離設定もそれほど多くはありませんが、1400mか1300mかでも影響を受けることも少なくありません。もちろん、クラスやメンバー構成でも力を発揮できるかは変わってきますが、ストックされた馬をどこで買うのかという点については予想士として腕の見せ所。展開が気になるお客様は是非とも、この辺りのことを聞いて頂ければいつでもお答えしますよ。

 

――買い時含めて教えて貰いたいです(笑)。ただ、当日の馬場状態によっては予想が替わることもありますか?

 

……競馬なので馬体重が大幅に減ってしまうこともあるのは事実です。そのため、順番を入れ替えることはありますが、本命馬を無印にしたりというような極端な変更はありません。確かに、逃げが持たない馬場という日も現れたりしますが、基本的な展開は変わらないと考えていますし、その際に能力の発揮できる馬を予想に書いているので大きく予想が替わることはありません。

 ただ、競馬って他人と金の分捕りあいをしているギャンブル。そういった意味でも、我々、予想士はギリギリまで見極めようと努力しているので、是非とも現場で最終決断をする際に役立てて欲しいと思います。

 

――展開予想で当てた馬券はJRA、地方ともに数知れず。ただ、高本は過去に拘らないタイプだ。

 

……古くはミホノブルボンが逃げ切って万馬券になったダービーを当てたこともありますよ(笑)。的中自慢はしたくないのですが(苦笑)、例えば8月7日福島9Rでは1着だった2番人気スガノファスリエフに◎を、10番人気で2着したパルクリールに対抗、3着だった4番人気ホームゲームを評価し、3連単11万1880円が的中しました。でも、これって聞かれたから答えていますけど、過去のことなんですよ。ハズレるとお客さんには申し訳ないとは思っていますが、長い目で見て頂ければきっちりと納得のいく予想が提供できると考えています。

――予想が的中し、しかも高配当なら嬉しくはない予想士はいないはず。しかし、的中不的中といった目の前の事象よりも自身の競馬観がファンの皆さんに届いているかどうかを高本は気にしている。芯の一本通った予想士なのは確かだろう。

 

インタビュアー【野中香良氏】――主に競馬を専門とするライター。大手生産牧場の戦略意図が分かれば必然的に馬券は当たりまくる! (競馬王馬券攻略本シリーズ) 、馬券しくじり先生の超穴授業 (競馬ベスト新書) 等の著者でもある。

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