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レコード社

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2020年03月30日(月)
船橋  1日目

プロフィール

パーフェクト達成した実績が光る大ベテラン【レコード社】森田健治

インタビュアー【野中香良】――予想士は的中、不的中の記録を取っている。基本的には馬連ベースなら5点以内に的中させないとならない。JRAに比べて堅めの配当をイメージするかもしれないが、それなりに頭数の揃う南関競馬では1日平穏という方が珍しい。森田は過去に馬連ベースで2回パーフェクトを達成しているという。

 

レコード社【森田健治】……過去に2回ほどパーフェクトを達成しました。だけど、見習い期間が大体6年、予想士になって40数年、つまり約50年でたったの2回ですからね。それこそ何万レースと予想している訳だから褒められていいのか……。予想方法も奇をてらうことなく、クラス編成と馬場を中心にみて考えているし、誰も行なっている方法ですよ。

 

――基本に忠実という訳ですね。パーフェクトともなると下衆な話ですが、大盛り上がりでご祝儀だらけだったのでは!?

 

……本当に下衆だね(笑)。いやいや、ご祝儀云々は別にして、我々、予想士はお客さんに勝ってもらうことが大事。そのために、いいアドバイスができるか、信念のある予想が打てるかというのが重要なんだよ。

1回目のパーフェクトは2009年5月25日浦和初日。この日は10R施行で全体的には堅い1日だったんだけど、馬連1620円(馬単4050円)、馬連960円(馬単2100円)、700円代の馬連も2本だったから、すごくガチガチだった訳じゃないんだよね。

 

――2度目のパーフェクトが翌年なんですね。

 

……その時は馬連万馬券も的中しているんだよ。2回とも途中からお客さんが騒ぎだしたのは未だに覚えていますよ。本人はね、残り1レース、2レースになってもパーフェクトが達成できるかなというのは半々かなという気持ちだったけど。

 

――会心のレースとなるとその2日ですか?

 

……もちろん、パーフェクトを達成して嬉しくなくはないんだけど、実際に2日ともお酒が美味しかったよ。ただ、基本的には勝負レースで配当に関係なく当てることだよね。勝負レースはお客さんの誰もが注目している。勝負レースに指定してしっかりと当てることでお客さんに喜んで頂ける訳だから。。

 

――先生の予想方法をもう少し具体的に教えてください。

 

……クラス編成だけど南関競馬は賞金でこと細かくクラス訳がなされている。ひと口にC2といっても一組と、大井などで組まれる(十)とか(十一)組とかではそれなりに差があるしね。また、数千円で昇級してしまうとかもあるし、まずはその馬の成績とクラスをしっかりと把握することだよね。

 

――なるほど。JRAと違って年に2回ほどクラス編成がありますしね。。

 

……1月と7月にクラス替えが行われる訳だから、12月とか6月、クラス替えが行われた直後は特に重要だよね。  他は何といっても、4、5着に入った馬をしっかりと見極めておく。4、5着というのはあくまでも例えなんだけど、掲示板付近に来る馬の敗因を見ておくといいよ。

 

――掲示板付近の着順になっている馬が穴を出すということでしょうか?

 

……もちろん、そうした傾向もあるけど、4、5着に入るといってもいろいろなパターンがあるじゃない? 人気馬が最後に垂れて4、5着なのか、外から追い込んできて4、5着だったのかとか。 

 後は馬場との兼ね合いになるけども、インが持たない馬場で先行して4、5着とか、逆にインが残る馬場で外から4、5着というように内容を吟味すると狙いが掴めるようになるかな。

 それと、そのレースの人気馬の動向だね。とくに1番人気馬が負けた場合は敗因をしっかりと見極めた方がいい。1番人気になる馬っていうのは何かしら見せ場があった馬たちだからね。そういった馬が次走で人気を少しでも落としているんだったら、配当妙味があると判断できることも少なくないよね。

 

――裏付けされた予想だからこそパーフェクトが達成できるんですね!

 

……急におだてるなよ(笑)。冗談はともかく、特に軸馬は根拠がないとダメだよね。また、自分が目ぼしのつけた馬は、3回はなるべく追い掛けること。アクシデントもあったりする訳だから、1度走らなくても見捨ててはいけません。逆説的な言い方になってしまうけど、追い掛けるに足りる馬かどうかを見極めないといけないよ。

 

――なるほどですね。ところで、パドックなどをみて予想を変えることはあるんでしょうか。

 

……もちろん、パドックもチェックしますよ。昔ほど重視する要素じゃなくなったけど蹄鉄、馬装具の変更は見ておいた方がいい。やっぱり、ブリンカーを付けてきた、チークを付けたというのは馬の気性に対する陣営の対策だから。船橋、川崎、浦和は他場からの遠征馬も多いから輸送もある。地元と遠征では異なる結果になることもあるし、輸送したら明らかに地元とは様子が違うということも珍しくないからね。

 特に自分が中心視している馬は念入りに見ます。体型とか腰、踏み込み具合とか。地方競馬は万全という馬ばかりではないからね。追い切りをしないことも珍しくない。そういった意味で状態を確認するパドックは重要。

 

――パドックを見ると予想がぐらついたりしませんか?

 

……いやいや、そんなことはないな。基本的に予想は本紙を作ったところで終了していると思っているからね。確かに大幅な馬体重の増減や急な乗り替わりで予想を全く変えない訳じゃないけど、基本的には1度打った予想は変更しないよね。お客さんも本紙を買ってそのままブースの側にいてくれる訳じゃないので。もちろん、その場を離れていくお客さんには「このレースはパドック注意してね」とか先に言ったりするけど。パドックだけで予想が大きく変わることはありません。無印だった馬が本命に格上げになったり、本命を打っていた馬が無印になることはないね。それじゃ、前日までの予想はどうなの?って話になるじゃない。

 

――なるほど。レースの予想ってひとつひとつの積み重ねだということが少しだけ分かった気がします。3度目のパーフェクトも達成する日が近そうですね!!

 

……おいおい、そんな軽々しく言ってくれるなよ(苦笑)。ただ、そのための準備は怠らないつもりだよ。ひと通りのことをチェックするだけでも時間は掛かるもの。月曜日~金曜日は開催日で本紙を作るだけでも時間が足りなくなってしまうけど、(原則、南関開催が休みの)土日は資料作りだからね。盆も暮れも正月もあったもんじゃないよ(笑)。

 

――それでもレース予想を仕事にする魅力があるんでしょうか。

 

……何だかんだ言って競馬が好きなんだろうね。たまたま部活の先輩が当時の予想士組合の組合長だった縁で、最初は運転手や師匠の鉛筆削りなど、予想とは関係のない仕事も多かった。それでも、ちゃんと試験を通って(当時予想士になるには試験で合格する必要があった)、予想士になった訳だからこの仕事が向いているんだろうな~。

 

――今後の目標もお願いします!

 

……そうだね。競馬というのは短期的には負けることもあるから、お客さんが持ってきた資金を減らさずに、少なくとも1日遊んで「競馬って楽しいな」と思ってもらえる予想を打つことだよね。最近はどうしても3連単ばかりに目がいきがちだけど、馬単、3連複で仕留められる予想を目標にしていますよ。

  個人的にはできる限り、場立ち予想士を続けていくことだよね。

 

――森田は謙遜するし飄々とした風貌からも優しいイメージもあると思うが、その裏に隠されたモチベーションの高さは予想士の中でも随一。名門野球部で鍛えられた精神力と体力で今後も的中を量産していくに違いない。

 

インタビュアー【野中香良氏】――主に競馬を専門とするライター。大手生産牧場の戦略意図が分かれば必然的に馬券は当たりまくる! (競馬王馬券攻略本シリーズ) 、馬券しくじり先生の超穴授業 (競馬ベスト新書) 等の著者でもある。

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